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iPS細胞についてiTRAQで網羅的・定量解析した例はありますか?

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例えば、ソウル大から発表された2011年の論文があります。この論文では、線維芽細胞とiPS細胞、ES細胞の比較を、mRNAマイクロアレイとタンパク質(iTRAQによる網羅的定量解析)によって行っています。結果的にES細胞とiPS細胞でもタンパク質発現が異なっており、タンパク質合成や代謝に関わるタンパク質で違いが見られたようです。

幹細胞での実施例

iPSではありませんが、幹細胞について解析した例は多く挙がっています。例えばmESCとmEpiSCの比較、授精と核移植の比較を同時に行ったO’Brienらの論文などもあります。
itraq-mESC-mEpiSC

iPS細胞とiTRAQに関する参考文献

Jin, Jonghwa, Yoo-Wook Kwon, Jae Seung Paek, Hyun-Jai Cho, Jiyoung Yu, Ji Yoon Lee, In-Sun Chu, et al. “Analysis of Differential Proteomes of Induced Pluripotent Stem Cells by Protein-Based Reprogramming of Fibroblasts.” Journal of Proteome Research 10, no. 3 (March 4, 2011): 977–89. doi:10.1021/pr100624f.

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東京大学大学院農学生命科学研究科修了(農学修士)。2008年PR会社を経て2009年よりリバネスに入社。同年、リバネスとして初の海外事業となる大学院生向けシリコンバレー研修を立ち上げる。2012年よりメディア開発事業を立ち上げ、第13回抗加齢医学会総会の事務局、マンガ「新抗体物語」の監修などを行った。2013年より、シードアクセラレーション事業「TECH PLANTER」を立ち上げる。日本国内外における大企業とスタートアップの連携構築の仕組みを構築し、新規事業創出や産学連携事業などを行う。2015年より投資育成研究センターを立ち上げ、リアルテックファンドでグロースマネージャーに着任、主な担当領域をバイオ・海洋として経営・事業化の支援を行う。2017年より、日本財団と連携し、海洋教育、起業家人材育成、海底探査技術開発の一体となったプロジェクトを立ち上げ。2018年より、創業開発事業部長。起業でなく「創業」をテーマに活動。