この10年間で生命科学の世界を考えてみると、次世代シーケンサーの登場という大きな技術的なブレークスルーがあった。プロテオミクス、メタボロミクス解析では、生体分子の検出感度がさらに向上している。また、iPS細胞の樹立や、TALEN、CRISPR/Casに代表されるゲノム編集技術の台頭など、細胞を操作するための手法も確立され、ようやく生命現象に深く切り込んでいくための要素技術がそろい始めてきた感がある。こうした実験を全て自前でできれば、それに勝ることはない。しかし現実的には、費用、人的リソース、時間など様々な制約から困難をともなう。こうした時に、外部の専門家のリソースを使って研究を推進する受託サービスは、ひとつの解決策を提供してくれる。少し調べてみただけでも、表1にあるような、膨大なサービスがある。ゲノム編集技術もすでにサービスとして始まっているあたりは、受託の対応の早さに驚く方もいるのではないだろうか。BioGARAGE vol.24より
[wpdm_package id='3067′]