プロテオーム解析、バイオマーカー探索
サービス内容
※すべてのサービスにはオーストラリアまでのサンプル送料が別途必要となります。詳細はお問い合わせください。
※2019年1月より、プロテオームマッピング(MudPIT)およびiTRAQ解析におけるサンプル送料を値上げさせていただきます。
20万円→22万円
価格表
サービス | サービスの特徴 | 価格(税別) | ||
プロテオーム マッピング (MudPIT) |
1D LC-MS/MS | 陽イオンクロマトグラフィーで分離後、MALDI-TOF/TOFにてサンプルを分析(100程度のサンプルを同定可能) | 120,000円 | |
2D LC-MS/MS | 陽イオンクロマトグラフィー後に逆相クロマトグラフィーでサンプルを展開し、MALDI-TOF/TOFにてサンプルを分析(複合体解析に最適) | 350,000円 | ||
発現量比較 iTRAQ | 1回のアッセイで4サンプルを同時に解析可能。定量的な解析です。 | 480,000円 | ||
MRM解析 | 他成分を含むサンプル中に含まれる標的タンパク質・ペプチド・化合物を高感度に定量検出することが可能(バイオマーカー探索などに最適です)。 | 方法の確立(/日) 2~5日程度必要です。 |
160,000円 | |
解析(/サンプル) | 8,000円 | |||
ジスルフィド結合解析 | 高性能ESI-MSとMALDI-TOF/TOFを活用してS-S結合のパターンを解析します。 | ディスカッションのうえ方法を決定し、見積作成 | ||
de novo シークエンス | 未知のアミノ酸配列を決定します。 | 20,000円/サンプル +8,500円/ペプチド |
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バイオシミラーのバリデーション | FDA、ICHのガイドラインに適合した質量分析によるバイオシミラーの バリデーションを行います。 |
ディスカッションのうえ方法を決定し、見積作成 |
複数のタンパク質が混在したサンプルの解析に最適
MudPIT(Multidimensional Protein Identification Technology)とは、スクリプス研究所のYatesらが提案した、多次元クロマトとタンデム型質量分析装置を組み合わせた多次元タンパク質同定技術です。
クロマトによってペプチドを分離、高性能質量分析装置を用いて質量解析を行なって得られたアミノ酸配列を既知のゲノム情報と合わせることで、多数のタンパク質を含む複雑なサンプルについて解析を行うことが可能です。
1D LC-MS/MS:10〜100個程度のタンパク質を同定可能
価格:120,000円+サンプル送料(20万円)
陽イオンクロマトグラフィーで分離後、MALDI-TOF/TOFにて質量分析を行います。
- 必要なタンパク質量: 10〜20 μg
- サンプルボリューム: 〜250 μl
- 標準納期 : 2〜4週間程度
※ データベース登録の無い種の解析の場合はde novoシークエンス(オプション)が必要になります。
2D LC-MS/MS:500〜1000個程度のタンパク質を同定可能
価格:350,000円+サンプル送料(20万円)
陽イオンクロマトグラフィー後に逆相クロマトグラフィーでサンプルを展開し、MALDI-TOF/TOFにて質量分析を行います。
- 必要なタンパク質量: 100〜200 μg(精製が必要な場合は200〜500 μg)
- サンプルボリューム: 〜250 μl
- 標準納期 : 2〜4週間程度
※ データベース登録の無い種の解析の場合はde novoシークエンス(オプション)が必要になります。
複数のサンプル間でのタンパク質発現量を網羅的に比較定量
iTRAQ法は、最大4サンプルまでのサンプル間でのタンパク質発現量を、網羅的に比較解析することができます。
それぞれのサンプル由来のタンパク質は、まず4種類のiTRAQ試薬のいずれかでラベルされます。iTRAQ試薬は、同じ分子構造ながら異なる安定同位体原子を持つReporter Groupと、全体の質量が等しくなるよう調節するためのBalance Group、ペプチドと結合するためのPeptide Reactive Groupからなっています。
質量分析を行う際、異なるサンプル由来のペプチド比をReporter Groupのシグナル強度として検出することで、サンプル間での存在比を調べることができます。
iTRAQ 最大4サンプル間の網羅的タンパク質量比較
価格:480,000円+サンプル送料(20万円)
- 対応サンプル : 細胞ライセート、細胞分泌タンパク質(分泌タンパク質サンプルの場合は、必ず血清・血漿フリーの状態にして下さい)
- 必要なタンパク質量: 最低でも 50 μg。200〜500 μgを推奨。
※ タンパク質量が多いほど、精度が向上します。 - サンプルボリューム: 〜250 μl
- 標準納期 : 2〜4週間程度
※ データベース登録の無い種については解析ができません。
※2018年3月15日より、サンプルのクオリティチェックのための1D-LC/MSを必須サービスとし、それに伴い費用改定がありました(45万円→48万円)。
また、もしクオリティチェックのみでその後の解析を実施しない場合、費用は12万円となります。
ご了承いただけますよう、お願いいたします。
データサンプル
抗体を用いない、高感度・高選択的なタンパク質・ペプチド・化合物の定量
MRM(Multiple Reaction Monitoring)法は血液や尿、脳脊髄液のような他成分サンプルから狙ったタンパク質やペプチド、化合物を高感度に検出、定量することができます。
この方法では、サンプルをまず標的分子をイオン化し、その質量でフィルターにかけます。次にフィルターを通過した分子を限定的に破壊します(タンパク質の場合はペプチド化)。破壊されてできた娘イオンをさらに質量フィルターにかけて選択し、定量対象分子を検出します。
2回の質量フィルターによって大幅にノイズを減らすことで、高いS/N比の測定が可能で、低濃度でしか存在しない分子の検出にも適しています。
MRM解析 解析方法の確立から測定までを実施
価格:方法の確立-90,000円/日(2〜5日)+ 解析-8,000円/サンプル
※詳細はご相談ください。
- 対応サンプル : 原理的にはイオン化と断片化が可能な全ての化合物について解析が可能。
- 標準納期 : 2〜4週間程度
※ 解析ごとに価格と納期が変わります。
価格:要見積
※ 解析には標的タンパク質全体のアミノ酸シークエンスおよび予想されるS-S結合パターンが必要です。
◆提供中のサービスコンテンツ:
・intact mass
・comprehensive protein sequence coverage
・post-translational modifications including di-sulphide bridge folding, deamidation and oxidation
・PEGylation analysis
・impurity screening
・glycomics analysis
◆費用
費用はプロジェクトベースで算出いたしますので、まずは [email protected] まで
お問い合わせ下さい。