Cell Illustrator (セルイラストレータ) は、本格的なシステム生物学ソフトウェアです。東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターで開発され、生命システムを構成する複雑なパスウェイ (代謝経路、遺伝子制御ネットワーク、シグナル伝達経路、細胞間の制御反応など) のモデルを コンピュータ上で、クリック&ドロップで絵を描くように作成できます。さらにこのお絵描き操作だけでシミュレーションまでできてしまうという強力かつお手軽なツールになっています。

セルイラストレータは、システム生物学という言葉に興味を持ったのならば、最初に自信をもっておすすめしたいソフトウェアです。

セルイラストレータに必要なスキルは以下の3つです。

  1. 生物への興味
  2. 携帯電話の操作が普通にできるくらいの電気機器を扱う能力
  3. 中学3年生までにならう数学の学力

セルイラストレータは簡単に使えるソフトウェアですが、ペトリネットという制御理論の体系に裏打ちされており、とても複雑なモデルまで作成することができます。 ぜひ、下記のデモをご覧ください。

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システム生物学とは

システム生物学は、ゲノム解読後の生命科学の新たな科学的チャレンジで「生命をシステムとして理解しよう」という新しい学問です。多様な生体物質の相互作用により成り立つ生物は、自然が作り上げた未知のシステムであると言えます。

現在、遺伝子個々の理解とそれらが組み合わさったシステムの理解には非常に大きな隔たりがあり、前者は解明が進みつつありますが、後者の、システムの理解にはまだ至っていません。この隔たりを埋めるため、コンピュータ上で、モデル化・シミュレーションを行う数理的アプローチがとられています。